アパレル のデザインパクリ問題についてわかりやすく解説します

デザインのパクリ問題について解説します

デザインのパクリ問題は定期的に話題になりますね。

つい先日、ガクトとローランドのプロデュースによるブランド「G&R」の商品デザインの模倣疑惑が話題になりました。

まずは、「G&R」を例にアパレル 業界経験豊富な管理人がアパレル の視点から詳しく解説します。

「G&R」ブランド疑惑の内容

出典:fashionsnap.com

販売元のデザイナーの方がどうやら他社のデザインをパクってしまったとのことらしいですね。

「デザイナーが悪いんだったらプロデュースしたガクトやローランドは悪くないんじゃないの?」と思う方もいるかも知れません。

そんなことはありません。

ブランドビジネスはとても大変なものです。

今回のような「G&R」のような新しいブランドだと売るためにはそれこそいろいろな宣伝が必要になってきます。

仮にこのブランドにガクトやローランドが関わっていなかったら見向きもされません。

ということはガクトやローランドの名前だけで売れたと言えます。

デザインはそれなりのものであったならなんでも売れたことでしょう。

プロデュース料をもらってプロデュースしている以上、責任を取る必要があるのは当然かと思います。

ローランドの声明

ガクトの声明

ガクトのほうは憤りを感じているとのことですが、憤りを感じているのはパクられたブランドであり、パクった偽物を買わされた消費者の方なのは言うまでもありません。

芸能人がプロデュースしているものはプロデュース料を支払っているのでその分当然高くなっています。

また、デザインを本職にしているブランドのほうが、ものもいいのが当然のことです。

デザイナーズブランドのようなブランドでこのようなパクリ問題もまずないでしょう。

名前に影響されるのではなく実際にいい商品を見極める知識を身につけていただきたいですね。

アパレル においての模倣とは

この「G&R」のパクリ疑惑を聞いた一般の方は「パクりなんてありえない」「そんなことしてるなんて信じられない」と思われた方も多いと思います。

しかし、アパレル 業界で働いていた管理人の反応は少し違いました。

少なからずアパレル 業界ではパクリのようなものが存在するんですね。

特に低価格帯のギャル服のブランドなどではよくあることです。

流行中のギャル系の服が他のブランドでも似たような服があるということはよくあると思います。

ODM生産という実態

みなさんODMというものをご存知でしょうか?

アパレル を例にするとブランドがODMの会社に依頼することでデザインから生産までを受け持ち、出来上がった商品をブランドに提供するんですね。

ODM(Original design manufacturing)は、他社ブランドによる製品を設計・製造すること、またはそうした会社を指し、相手先ブランドによる設計製造とも訳される。

似たような用語OEM(相手先ブランドによる製造またはそうした製造業者)のさらに発展した形態で、独自に設計して製造した製品を他社ブランドで提供することをいう。

出典:Wikipedia

仮にこのODMの会社が2社に同じ商品を提供されたらどうでしょう?

消費者から見れば「この商品パクリじゃない?」ということになります。

しかし、ODMの会社がこのデザインはA社で売れているので御社でもデザインを一部変更してどうですかという提案が実際に行われています。

これは業界的にグレーで実際にたくさん行われています。

こちらはOUTな例ですが他社の商品をOEM会社(ODMとは別物)に渡して、ここを変更してといったようなパクリのような実態も存在します。

OEM(original equipment manufacturer)は、他社ブランドの製品を製造すること、またはその企業である。日本語では「相手先(委託者)ブランド名製造」、「納入先(委託者)による受託製造」などと訳される。

出典:Wikipedia

もちろんパクリはよくないのですがアパレル でこのような実態になってしまうのには理由があります。

そもそも洋服の形が決まっている

洋服って定番の形がありますよね?

デニムのパンツにしてもTシャツにしてもデザインはだいたい同じです。

仮にリーバイスがデニムパンツの著作権を主張したらデニムはリーバイスだけになってしまいます。

Tシャツとかデニムパンツは定番で誰のものでもないよねということになり、シャツやその他定番アイテムはパクリにならないというような暗黙のルールがあります。

どこからがパクリでどこからがパクリでないかの境界線が曖昧になってパクリのようなことが実際に行われてしまっています。

様々な業界の模倣問題

アパレル 業界に限らず様々な業界でデザインの模倣が行われているのが現状です。

近年で一番話題になったのは恐らくオリンピックのロゴ問題でしょう。

WEBの世界においてもデザインではないですが、写真の盗用や記事のコピペはすごく行われてしまっています。

中には悪い意識もなく行っている人もいるでしょう。

もちろんこれらは知らなかったで決して許されることではありません。

「みんなやってそうだしいいかな」と軽い気持ちでやっては絶対にいけません。

訴えらたら必ず負けますので絶対にやめましょう。

まとめ

今回はデザインのパクリ問題について解説しました。

自分が着ているものがパクリだとわかったらいい気はしないですよね。

デザインに関わっている管理人としてデザインのパクリ問題は許されることではないと思っています。

かと言って消費者の方にはそこまで神経質になる必要はないのかなと思います。

デザイナーズブランドなどブランド価値で勝負しているブランドでパクリを行っているところはほぼないでしょう。

少し値は張りますが自分に自身が持てるような「ホンモノ」を求めてみてもいいかも知れませんね。

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